多様性への対応力を育てる参加型研修 「多文化共生のためのレッスン ——非/常識と手をつなぐプロジェクト」 2024年度 事業報告会

2025.2.1

 

演劇を使って「多様性への感度を高め、相手も自分も尊重するコミュニケーションを練習できる場」をつくりたい、と2023年に始まった「多文化共生のためのレッスン ——非/常識と手をつなぐプロジェクト」。
舞台芸術の国際共同制作に携わってきた合同会社カタリストが、2人の演出家と一緒に、異文化間摩擦や偏見・差別の場面を疑似体験する2つのワークショップを試作しました。
2024年にはアーツカウンシル東京の「芸術文化による社会支援助成」に採択され、3ヵ年計画の初年度として、教育、医療福祉、行政、まちづくり等に関わる方々と連携しながら、ワークショップの実証実験と改良を重ねています。
今回の報告会では、プロジェクトメンバーによるこれまでの事業のふりかえりとワークショップ最新版の実演を行い、事業の現在地と今後について共有しながら、より良いコミュニケーションの在りかたを参加者のみなさんと共に探ってみます。ぜひお気軽にご参加ください。

 

*ワークショップ実演は「ご参加」または「ご見学」をお選びいただけます。(参加人数の上限あり/先着順)

 

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日時:

2025年2月24日(月・祝) 13:00〜16:00

*受付は12:30より

会場:

三茶しゃれなあどホール 4F 集会室「シリウス」

東京都世田谷区三軒茶屋1-41-10

  • 東急田園都市線 「三軒茶屋」駅 徒歩3分
  • 東急世田谷線 「三軒茶屋」駅 徒歩5分

https://www.setagaya.co.jp/kuminkaikan/sangenchaya/pdf/04-3_accessmap.pdf

参加費:

無料

お申し込み:

Peatix https://20250224catalyst.peatix.com

 

主催: 合同会社カタリスト

助成: 公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[芸術文化による社会支援助成]

 

【お問合せ】合同会社カタリスト

catalyst.ticket@gmail.com

070-7528-7065 (10時〜19時)

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こんな方におすすめ!

・多文化共生
・異文化理解
・防災
・マイクロアグレッション
・舞台芸術

といったキーワードに関心がある方

 

今回実演するワークショップ

①災害時の避難所に多様な人たちが集まった!
シミュレーションゲーム「Shelter Skelter (シェルター・スケルター)」

架空の避難所運営を通して、5人の登場人物たちが多文化状況下でチームとして協働する力を養います。

脚本・進行: 藤井颯太郎(劇作家・演出家・俳優/幻灯劇場

 

②自分の中の「常識と非常識」にどんどん気づく!
ロールプレイ「私の非/常識」

3〜4人グループで、日常で起きるマイクロアグレッションや偏見・差別の場面を描いた短い台本を声に出して読み、感想や気づきを語りあいます。

脚本・進行: 黒澤世莉(旅する演出家)

 

なぜこういう研修が必要なの?

日本で暮らす外国人数が過去最高となり、普段の生活の中で異なる文化的背景を持つ人々と接する機会が増えています。

お互いの言語や文化が違うと、コミュニケーションのズレや衝突が生じやすくなります。

一方で、日本生まれ・育ちで複数のルーツがある人々(*注1)が、周囲からマイクロアグレッション(注2)を受けてしまう事態も続いています。

こうした状況を予防・改善するためには、知識を得ることはもちろん、トラブルが起きた時に心と身体が適切に対応できるように、実際の場面を想定した「リハーサル」がとても大切です。

 

*注1:いわゆる「ハーフ」や「ミックス」、または両親が海外出身者で本人は日本で育った方など
*注2:日常の何気ない場面で、偏見や思い込みに基づいて行われる些細な言動。する側に悪意はなくても、される側は繰り返し受けることが多く、心身に害を及ぼす
【参考記事】マイクロアグレッションとは? ~日本で生まれ育ったミックスの私の体験~ (NHK)

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